軽耐久のベース車両 その7 AZ-1

2007年01月14日

軽耐久のベース車両 その7 AZ-1
マツダ AZ-1
正式にはオートザムAZ-1らしいです。

ABCトリオの一台として大活躍・・・だと思うのですが、あまりにも個体数が少ないので実際に走っているのを見るのは稀です。
中古車で程度の良いタマ数が少ないためか、新車で150万の価格をそのまま中古車相場で続いています。初登場から15年ほど経った車でこんな価格を維持しているのは異常。
ミッドシップ・ターボと珍しい上、ドアがガルウイング方式を取っているのが人気なのでしょうか?

性能では64馬力・トルク8.7キロで、ターボ車では普通。むしろ中の下くらい?
足回りは前後ともストラット式なので、限界性能はまあまあ。
ボディも軽量化するためお金の掛かった事をしていますが、カプチーノより20キロ重い。
・・・なんか値段の割りにパフォーマンスが低いような・・・150万あれば、安いミラ・TR-XXなら10台買える。

しかも、こういった車はボディが重要。事故暦・修復暦はもちろん、いままでどういった管理をされていたかに注意しないと、歪みのせいできちんと走れない。ただでさえ挙動がシビアでパワーのあるミッドシップターボなので、ブレーキングとかであさっての方向へとんで行っては大変。
相場よりも安いからといって購入すると後々後悔します。

それでも、ミッドシップの恩恵を生かす走りができるなら、鬼のようなタイムが期待できます。
私の先輩が管理するHPでは、ラジアルタイヤのAZ-1がオートポリスを2分24秒で走ることができるようです。
ただ、ミッドシップという限界付近の挙動に気を使う車なので、長時間運転する耐久レースにはドライバーの負担が大きいかも?
スプリントレースやタイムアタック、ジムカーナとかではかなりイケると思います。

車内はドライバーのみを満足させる空間で、ガルウイングを始めとする普段の実用性はほぼゼロの完全な趣味車。車好きなら運転席・助手席に座ってのドライブはいいのですが、普通の方は・・・

とにかく市販車の中で、運転席よりコクピットという言葉が似合う数少ない貴重な車です。

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Posted by ヒョヒョ at 22:07 │車 脳内評論
この記事へのコメント
 AZ-1のエンジンはF6Aだから、カプチとかワークスと同じ。K6A型エンジンにMCしなかった模様。カプチなんか後期型はK6エンジンになって、トルク10kg/mを超えてきてるね。
 ハンドリングは非常にナーバスだっていう噂。ほんとのところはどうなんだろうねぇ。以前、MR2に乗ったときは確かにそんなフィーリングだったけど。(^^; でも、リヤでやすいけどコントロールもしやすい感じだったなぁ。
Posted by ad at 2007年01月15日 01:17
adさん(adsさん?)こんばんは。

カプチーノ・アルトワークスと同じエンジンだったんですね、知らなかった。

調べてみたらAZ-1の最終MCが1994年5月に行われ、1995年9月に販売終了。
アルトワークスにK6A型エンジンを搭載されたのが、1994年11月。
惜しい・・・もう少しAZ-1の販売が長ければ、K6A型の搭載もあったかも知れませんね。販売期間が3年ぐらいしかなかったのも残念です。
Posted by ヒョヒョ at 2007年01月15日 22:43
 名前がコロコロ変わって失礼。(^^; 同一人物です。
 そそ、同じエンジンなんで、スズキにOEMで提供してCARAとして売られたりしてたね。
 耐久レース見てると、ビートがいい突っ込みしてるんだよね。AZ-1も腕のあるドライバーが乗ったらかなり速いペースで周回しそうな気がする。
 イメージとしては・・・レコードラップを叩き出してコースアウト&リタイヤ、みたいな。(笑)
Posted by ads at 2007年01月17日 00:04